利用例

東北大学

利用例1 メタボローム解析による代謝プロファイルの解析


血液中の代謝物の情報(メタボローム)は、様々な遺伝・環境要因がヒトの健康に与える影響を調べる上で最も効率的なマーカーです。東北大学東北メディカル・メガバンク機構では、一般人を対象に大規模なNMRメタボローム解析を実施しており、日本人の標準的な血液中の各代謝物濃度を明らかにしてきました。この標準メタボローム情報と疾患患者のメタボローム情報を比較することで、疾患発症のメカニズムの解明や早期診断マーカーの開発に貢献しています(参照: jMorp (Japanese Multi-Omics Reference Panel) https://jmorp.megabank.tohoku.ac.jp/)。

利用例2 化合物とタンパク質の相互作用解析による作用機序の解析解析による代謝プロファイルの解析


創薬や生命科学研究において化合物の作用機序を調べることは重要です。東北大学医学系研究科では、酸化ストレス応答に関与するKeap1-Nrf2 システムにおける各種Nrf2活性化剤の作用メカニズムを調べるため、活性化剤のNMR滴定実験を行い、15N標識したNrf2のシグナルの変化を調べました。その結果、非親電子性のNrf2活性化剤がKeap1とNrf2のタンパク質間相互作用を阻害すること、またNrf2の2カ所のKeap1結合部位の片方が優先的に解離することを明らかにしました(Commun. Biol. 2021, 4(1):576)。

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