利用案内

国立大学法人理化学研究所

産業界、学術界を問わず広く理研内外の研究者に対して共用された研究基盤

1.概要

国立研究開発法人理化学研究所が所有する13台の高磁場NMR(核磁気共鳴)装置及びNMR解析試料の調製からタンパク質の立体構造解析の決定までを一貫して行う「NMR立体構造解析パイプライン」について、企業をはじめとする産学官の外部研究者への共用を2007年度より行っています。 理研が所有するNMR装置は、900MHz3台、800MHz2台、700MHz4台、600MHz3台、400MHz1台という世界最大規模のNMR装置集積台数を誇ります。7台の溶液NMR装置は最新鋭の分光計と超高感度低温プローブを揃えることで、さらに高速かつ高精度計測が可能です。また6台のNMR装置では超高速MASプローブ等の高性能装置のラインナップを充実させることにより、これまで以上に広範な分野の測定を実施していただくことが可能になっております。 また理研が開発した無細胞タンパク質発現技術を組み合わせることにより、タンパク質のNMR解析適合性の判定から、安定同位体標識試料の調整、多次元NMRデータの測定、これに基づくタンパク質の立体構造の決定までを一貫して行うシステム「NMR立体構造パイプライン」をご利用いただくことが可能です。

2.外部利用の形態

(1)成果非占有利用(成果公開、有償、審査あり)
(2)成果占有利用(成果非公開、有償、審査なし)
(3)トライアル(成果非公開、有償、審査なし)
※いずれの場合もNMR利用の経験の有無については問いません
※すべての利用において随時受け付けています

3.応募条件

・「成果占有利用」「成果非占有利用」は所属組織を問わずどなたでも申請可能です
・「トライアル」はアカデミア研究者が対象で、NMR装置利用においてのみ最大3日間まで利用可能です
・「成果非占有利用」は課題審査で採択された場合のみ利用可能となります。成果公開が条件となり、得られた成果はHP上で公開いたします。
・いずれの利用課題もNMR装置の利用経験の有無は問いません。

4.実施課題の選考

・「成果非占有利用」については、提出いただいた利用申請書の内容をもとに利用課題としての適性を判断の上選考いたします。
・「成果占有利用、「トライアル利用」については、個別にご相談の上、利用時期を調整させていただきます(審査等は行いません)
(1)~(3)については随時受付けています。
(1)成果非占有利用(成果公開、有償、審査あり)
(2)成果占有利用(成果非公開、有償、審査なし)
(3)トライアル(成果非公開、有償、審査なし)

5.お問い合わせ先

〒230-0045
神奈川県横浜市鶴見区末広町1丁目7番22号
国立研究開発法人理化学研究所
生命機能科学研究センター NMR維持管理・共用促進チーム
E-mail:nmrkaihou[at]riken.jp([at]を@に変えてください)

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