施設情報

国立大学法人東京大学

国立大学法人東京大学・大学院薬学系研究科は令和3年7月より、NMRプラットフォーム事業に参画し、代表機関である国立研究開発法人理化学研究所など国内7機関と連携し、首都圏各大学からのアクセスの良さを生かしながら、事業の推進に貢献しています。

施設の特徴

東京大学大学院薬学系研究科では、600MHz、800MHzの2台のクライオプローブ付き高磁場高感度NMR装置を共用に供します。特に800MHzは、15N/13Cの高感度直接観測が可能なTXOプローブを実装しており、独自に開発した15N-detected CRINEPTなどの特徴あるNMR実験を運用しています。また、膜タンパク質などの高分子量タンパク質に対しても適用可能な独自のノウハウにより、NMRを利用した研究開発やイノベーションの創出を支援します。

東京大学の取り組み

最先端NMR技術による研究支援

膜タンパク質などの高分子量タンパク質に対しても適用可能な測定ノウハウや独自開発を行っている15N 直接検出法などのNMR測定技術の提供を通じて、最先端NMR技術を生かした科学研究を支援します。また、動的構造創薬技術やバイオ医薬・中分子医薬など多様な創薬モダリティに対応したNMR解析技術を生かすことで、創薬研究に対する幅広い支援を行います。

NMR研究基盤を支える人材の育成

NMR法を専門とする複数のスタッフの配置により、大学・企業研究者の育成やNMR技術の指導を行うとともに、講習会などを他の機関とも連携しながら行うことで、NMR研究基盤のレベルアップを図ります。さらに、積極的かつフラットな人材交流が可能な連携の場を作ることで、利用ニーズの拡大やタイムリーな課題解決を行います。

利用可能装置

溶液  800MHz

Bruker
  • 極低温プローブ

溶液  600MHz

Bruker
  • 極低温プローブ

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