施設情報

国立大学法人広島大学

広島大学では、自然科学研究支援開発センター・機器共用・分析部門で全学の共用機器を一元管理しています。機器共用・分析部門には、全学の構成員から選ばれた高い専門性をもつ教員と、共用機器管理運営に高度な技術を経験を持つ技術職員が協力して高度な研究支援を行っています。

NMRプラットフォームでは、広島大学が保有する共用NMR装置の中から遠隔利用・自動化に対応可能な5台を提供しています。

依頼測定、遠隔利用測定、オンサイトでの測定に対応します。測定技術に関する相談や技術講習も必要に応じて行います。

施設の特徴

東広島キャンパス: クライオプローブを装備し3重共鳴測定が可能な生体高分子構造解析に対応した700MHz。溶液用400MHz、液晶など半固体試料の測定に対応した500MHz、様々な核種による固体試料のNMR測定を可能にする600MHzを配備する。

霞キャンパス: 薬学部棟内に溶液用500MHz(オートサンプルチェンジャー設置予定)を配備。多様な核種に対応した2核照射実験が可能。

技術相談・技術講習に加え、遠隔利用にも対応します。高い専門性を持つ教員と経験豊富な技術職員が支援します。

広島大学の取り組み

中国・四国・九州地区の高度NMR利用の促進

地域の研究機関・企業の方々の研究推進のために、広島大学が保有する5台の高磁場NMR装置の利用を促進します。NMRを利用する学生・研究者・技術者の方々に対する技術支援を通した人材育成を通して、高度なNMR利用研究の普及を目指していま中国・四国地区のリージョナルセンターとして活用いただき、NMR利用研究のトライアルや技術的なアドバイスを得る最初の窓口として活用いただくことも歓迎しています。特に、地域の企業ユーザーへの支援を強力に進めたいと希望しています。

利用可能装置

溶液  700MHz

Bruker
  • 極低温プローブ
  • DX対応

1H/13C/15Nクライオ3重共鳴プローブ
サンプル管 3mm/5mm対応

溶液  500MHz

Bruker

多核BBFOプローブ、2核照射

固体  600MHz

Varian

1.6 mm, 3.2 mm, 5.0 mm, 6 mmプローブ

観測核:1H, 7Li 13C, 15N, 23Na, 27Al, 29Si, 31P, 71Ga

溶液・半固体  500MHz

Varian

1H, 13C, 各種多核, 各種二次元,半固体,
5 mm プローブ, 10 mm プローブ,
ナノプローブ (マジック角試料回転測定)

溶液  400MHz

Varian

1H, 13C, 各種多核, 各種二次元,
5 mm プローブ, 10 mm プローブ

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